下やんの釣れ釣れ草 vol.1

下村義邦

新年明けましておめでとうございます。 

◆プロローグ

さて、今回から下やんの釣れ釣れ草を連載しようと思います。お題からも解るように、私は大の釣りキチであります。
 月2回程度、年間25回は沖釣りに出ています。大体、三浦半島の東京湾側を主に(八景や久里浜、松輪など)遠くは、北は仙台漁礁でのカレイやヒラメ、南は和歌山串本のシマアジなど遠征もやってます。
ただ釣行記を書いても、ワークライフに繋がりませんので、私の考えるマッチング(好きなことをワークに取り入れる)について、一緒に書いていこうと思います。
 釣りキチが船釣りを仕事にすることを考えてみると、船宿の経営が思い浮かびます。釣り好きが高じて、サラリーマン上がりの船頭さんは、結構いますが、船舶免許取得、船の購入など資格も資金も必要で、少し敷居が高いというのが、本音ですし、やるなら元気な若い内に始めるべきです。
 そこでシニアが考え、やっていける船宿支援サービスです。

◆中小零細船宿の特性

 東京湾近郊の船宿さんは、5t程度の船で、親子で営業する零細企業が多く、お客さんが入らない時は、自ら漁に出て日銭を稼ぐスタイルの船宿を多く見受けます。
 船の設備も古く、小さいうえに馬力もありませんから少し海が荒れると、慣れている人でも大変です。
 もう一つの波が少子高齢化の波です。この業界にも直撃しており、年老いた大船頭と奥さんで切り盛りしている宿も少なくありません。
流行りのネットを利用し、HPを立ち上げたものの、更新もままならぬ状態で、客足は遠のくばかりです。

◆中乗りオジサン

 そこで、中乗りオジサンの出番があるのでは、無いでしょうか。
中乗りとは業界用語で、船頭と一緒に船に乗ってお客さんのお世話や、釣り方のコーチを行うサービスマンのことです。
 釣り好きのシニアを集め、中乗りサービス強化で、ファンを増やしお客さんのリピートを獲得するのは、もちろん。あの手この手で集客力を向上させ、船宿を支援するサービスです。

 次回から、繁盛船宿にするには、どのようなポイントがあるのかそれは、釣り好きなら誰でもやれるのかを書いていきましょう。