下やんの釣れ釣れ草 vol.3

下村義邦

◆ユーザが知りたいこと

・タイ五目など、○○五目

 一体何が釣れているのか。五目の中に魅力的な魚は居るのか。あるいは釣れ渋ったときに対策はあるのかが知りたい。
 特に幹事は、初心者も含めみんなが楽しめる事を第一優先に考えている。

・ユーザニーズは何か

 初心者を多く連れてきているグループならば、皆に釣りの楽しさを感じて欲しいと願っている。船宿側でどのくらい顧客の特性をつかんでいるか。
 どうして予約時に、顧客の特性を知ろうとしないのか。事前に知っていれば、サービスが向上するのは当然であり、リピート率を上げられる。

◆私の場合(単独行)船宿選択条件

  1. 釣り場の状況:狙う本命があるものの、外道に何が釣れているか。水深や水温⇒どのくらいの深さまでやるか、特に中深場の場合は重要。推奨する仕掛け⇒1本針か複数針か、針の号数、枝間の長さ、ハリスの長さ。
  2. 初めての船宿:駐車場のキャパや場所。受付の仕方⇒初めてで戸惑わないために、先着順やくじ引きなど特有の船席決めがある場合は、明記して欲しい。船上で用意されるもの⇒仕掛や錘の販売の有無など。
  3. 下船後のサービス:下船後に軽食のサービスや、休憩所の存在など。

◆私の場合(仕立ての世話人)船宿選択条件

  1. 船の情報:大きさ、綺麗さ、キャビンや付帯設備(特にトイレ)の状況。2隻で運用している場合、どんな条件で選択できるのかはハッキリさせる。(大小など差が有る場合は、合理的に人数の多いほうが大など)
  2. 初心者対応:レクチャーはあるか、中乗りオジサンは客の面倒を見るのが仕事、合間に釣りをしてお土産に持たせるのも大事であるがほどほどに。
  3. 貸し道具:数と内容、釣物によるが予約時に一番気になるのは貸し道具が必要人数分揃うかどうかは、選択上非常に大きな要素。また道具の良し悪しは、リピートに繋がる。数は揃ったものの、古い竿で、シャクって自然に折れたのに弁償代を請求されたところには、愕然とした。
  4. 釣物の対応度:タイ五目などは、初心者グループには、やはり難しい。半日狙ってダメなら、お土産に何を釣らすのか。臨機応変さと、幹事にどんどん聞くこと。
  5. 下船後のサービス:グループで行くと下船後が大事。休憩所で集まって感想を聞き、次の釣行に繋げる。軽食などあれば非常に良い。三浦など、季節の野菜などをお土産にもらうことが、なかなか嬉しいものだ。
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