代表理事 下村 義邦
ワークライフナビという名称
人材論、組織論の世界的権威、リンダ・グラットンは著書『ライフシフト/100年時代の人生戦略』の中で、人生100年時代の到来を伝え、「あなたは、どう生きるか」を問いました。
65歳まで働き続け、後は年金で悠々自適に過ごすのは夢となりつつある今、私たちは、残りの長い人生を、どう豊かに生きがいを持って過ごせるでしょうか。
残りの人生を楽しく充実したものにするためにも、「ワーク(仕事)」は無くてはならないものです。健康である限り、働き続けることは、人生を豊かにする糧を与えてくれ、生きがいをも与えてくれます。
「ワークライフナビ」という名称の「ワークライフ」とは、働き続けながら、生きがいを持って人生を歩み続けることを指して名付けました。だからワークが頭に来ているのです。
そして「ナビ」は、そのような人生をナビゲートするお手伝いをしたいと言う意味から名付けました。
急速に進む、少子高齢化社会。100年ライフで何が変わるのか
- 年金改革:政府は年金受給年齢を65歳から70歳に引き上げを検討しています。
収入喪失のリスクが迫りつつあるのです。
⇒再雇用獲得、転職・再就職、独立自営などの対応が求められます。 - 働き方改革:政府は継続雇用年齢の引き上げを明言し、70歳までの雇用延長は必至の状況です。
居場所の喪失というリスクに備える必要があります。
⇒長く働くためのビジネスキャリア開発は勿論ですが、何より生活キャリア開発
(日常生活自立、余暇活動、地域社会活動など)が求められます。 - 高齢化の進展:家族を含めた健康問題や介護問題が益々顕在化する恐れが増加していきます。
健康の喪失というリスクに備える必要があります。
⇒身体的健康として、少病息災。精神的健康として、プラス思考、社会的健康として、
相互扶助(持ちつ持たれつ)の環境が求められます。
ワークライフナビは何を提供できるのか
- 定年前:
人生後半戦を、いきいきと描いていただくための、マインドセットを始め、これから必要となる職務キャリア開発と、生活キャリア開発の両面から支援を行います。 - 継続雇用期間:
定年後の継続雇用期間を、人生の黄金期とも言える65歳以降の生活を豊かに過ごすための、準備をする段階と捉えて、各種の実践的な講座や、コミュニティーへの参加で65歳以降を描き、準備を進めていただくお手伝いを行います。
⇒支援には、所属する企業・団体組織の支援が必要です。
★会社側の対応としては、
- 中長期視点で、人材構成を検討し、70歳雇用延長まで耐えられる制度、仕組み作りが必要となります。
- 雇用契約のあり方を検討し、副職を解禁し、自由な働き方改革を検討すれば、退職後の準備が進みます。
- 支援策を充実させ、モチベーション維持向上策を実施することで、全体の生産性も向上することが出来ます。
- 若年層の課題も合わせて検討する必要があります。
★個人の対応としては、
- ロングライフを真剣に認識し、先ずはマインドセットが必要です。
- 将来目標を設定し、退職後に、なりたい自分を描くことも重要です。
- 長年働いてきた企業組織を離れても、大切な仲間との交流を継続的に繋ぎ新たな人的ネットワークを広げることが人生を豊かにします。
- そのためのキャリア開発、卒業準備を始めることが肝要です。
- 退職後:長年働いてきた企業組織を離れても、シニア・コミュニティに引き続き参画いただけるよう、シニアネットワークを構築します。
後半戦を一緒に歩む大切な仲間の存在が人生を豊かにします。
最後に
ワークライフナビは、シニアの課題解決は若年層を含めた本当に大事な働きかた改革と位置づけ、企業団体、そして個人に寄り添い一緒に行動して行きます。ワークライフ研修や、第二社会人講座と各種制度や仕組み作りを連動させ両輪を回すことで実効性のある対応を目指します。
詳細は、ソリューション紹介を見ていただき、気になるワードがあれば、なんなりとご相談ください。
経験豊かな仲間と一緒に、すぐにご訪問させていただきます。
ご要望に応じて、リーズナブルでスピードのある対応を心掛けていきます。
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