「デーサービス・ドライバー日記」(1)

下村 義邦

デーサービスセンターとは

 5月9日をもって、デーサービスのアルバイトを終了しました。
 昨年11月に始めたデーサービスのドライバーのアルバイトでした。
 シニアの10年、20年後の姿を見ておくのも経験だと思い、始めてみましたが、なかなか大変でした。コロナ騒ぎで、少し伸びましたが無事に無事故で卒業することができました。
 今日から、デーサービスの経験を「デーサービス・ドライバー日記」として、ワークライフナビのHPに掲載していこうと思います。
 思いつくままに記載しますので、何回続くか解りませんが、お付き合いください。

 第1回目は、デーサービスセンターについて書きます。
 デーサービスは介護保険を利用する在宅介護サービスの一つです。
 要介護状態になった高齢者が、可能な限り在宅で日常生活を送れるように、施設へ通い、日常生活上の介護や機能訓練を行います。

サービス内容は

・送迎

 デーサービスでは、職員が利用者の自宅まで迎えに行き、施設へ通います。
 ドライバー(私の主な業務)と添乗者(介護者)のペアで送迎を行います。
 多くのデーサービス事業者は、車いすのまま乗降できる送迎車両を持っています。
 デーの送迎は朝夕の2回で2往復づつ行い、そのほかショートステイ送迎、特養ホームの方の病院送迎などがあります。

・レクリエーション

 デーサービスでは、レクリエーションに力を入れています。集団での体操やゲーム、カラオケ、麻雀、囲碁、将棋そしてお花見などの外出行事を行っています。
 ドライバーの送迎は、朝夕の2回が主ですから、空き時間はレクのお手伝いをします。

・入浴

 自宅などの入浴で不安や危険がある場合など、職員が見守り入浴が出来るのは心強いサービスと言えます。浴槽も特殊な浴槽も揃えており安心です。
 多くの利用者様がお風呂に入ることを目的に通っています。

・リハビリ

 機能訓練の一環として、リハビリ訓練が行われます。私の居たセンターでは2名の機能訓練指導員、2名の看護師が常駐していました。

・食事

 高齢者に合わせた食事が提供されます。体の状態に合わせたキザミ食や、流動食も提供されていました。

私の勤務していたデーサービスセンター

 大型事業者で、特別養護老人ホームを行う法人で、1Fには保育園とデーサービスセンターがあり、2F~5Fが特養老人ホームという社会福祉法人が運営する施設でした。場所は京王線沿いのベッドタウンにあり、入居者は超高齢者ばかりです。
 職員は、合わせると80名以上になるかと思います。
 デーサービスだけでもドライバー4名を含め17名でまわしています。
 その多くは非正規の職員で、あまり恵まれない処遇でありながら、使命感を持って活躍されています。
 デーの職員は、女性が多く男性は4名。子育てをほぼ終えられた彼女たちに支えられ営業しています。皆さん気持ちの良い方々で、多くは介護の資格も持ったプロです。
 ここで働く人たちと、利用者さんの姿を通しデーでの日常を少しづつ紹介していきたいと思います。